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用語集

用語集

インフォームドコンセント(informed-consent)
直訳すれば、「説明の上での同意」ということになりますが、的確に表現できる邦訳語がないため、「インフォームドコンセント」のまま使用されています。内容は、「患者は、医師や看護師から検査や治療について十分に説明を受け、心から納得して、検査や治療を受けることに同意する。」ということです。70年代後半に、アメリカ合衆国で、患者の「知る権利」をいかに保障するかという問題を解決するために大統領委員会が組織され、そこから、新しい医療システムとして報告されたものです。インフォームドコンセントの目的は、「患者自身がより質の高い治療をより主体性を持って選ぶこと、医師・患者間の信頼関係をより緊密にすることにある」と報告しています。

オーダシステム
医師の指示は、カルテや伝票によって各部門に伝達され、検査の実施や薬の準備がなされます。
この指示伝達を電子化したのがオーダシステムです。医師による指示入力から、看護師やコ・メディカル部門での実施、結果の伝達までをサポートします。
通常、処方、検査、食事等の実施に関しては、各部門にそれぞれの専用システムが導入され、オーダシステムと接続して運用されます。


クリニカルパス(クリティカルパス)
特定の疾患や手術・検査ごとに治療のルーチンワークをチャート様式にまとめ、医師、看護師、コ・メディカルが治療経過の情報を共有し、必要なケアを適時に患者に提供するためのツールのことです。近年では、単に診療計画として用いるだけではなく、「患者との間で診療のプロセス、および、ゴールに関する情報を共有し、理解を得るための手段」としても重要な役割を担っています。語源は、製造工業のプロジェクト管理法に由来するCritical paths(臨界経路、限界工程)で、「作業工程の効率、標準化」を目的としたものです。

医事会計システム
医療にかかった費用は保険制度に基いて計算されますが、この医療費の計算を電子化し、窓口での患者負担計算・請求書発行、入金・未収金管理、診療報酬明細書・総括表、各種統計をサポートするシステムです。
病院の収入を管理するという重要な役割を担っています。
患者の氏名・住所等の基本情報、保険情報を管理するシステムとしても医事会計システムを使用するのが一般的です。


看護支援システム
看護業務を支援するためのシステム。問診等による問題点の把握から、看護計画の策定、実践、評価、結果のフィードバックという一連の流れをサポートします。
また、医師の診療オーダと連携し、指示受けから実施、記録の過程を電子化します。


電子カルテシステム
狭義の意味では、カルテの2号紙と呼ばれる「医師の診療記録」を電子化したシステムのことですが、広義の意味では、カルテの1号紙(患者の属性、保険情報、病名情報を記載)や看護記録、検査結果、各種指導の情報等、診療に関わるすべての情報を電子化したシステムのことを指します。
患者を中心とした情報の一元管理が可能となり、医療の標準化や安全性の向上に役立っています。さらに、職制や役割に応じた業務権限の設定を行うことにより、個人情報保護にも効果をあげています。
一方、近年の情報開示の流れの中では、単なる情報の記録だけでなく、患者に対する説明の道具としても大きな役割を果たしています。


予約システム
患者の病院内での滞在時間を短くするため様々な試みがなされていますが、診療や検査の予約方式が、待ち時間を短縮する上で大きな成果をあげています。これをサポートするのが予約システムです。
オーダシステムと連携することにより、業務効率の向上にも役立っています。


DPC(Diagnosis Procedure Combination)
特定の診断群分類に対し、従来の出来高払い方式ではなく、「包括方式+出来高払い方式(手術料等)の組合せ」で診療報酬を算定する方式。対象は医科の入院患者で、歯科は除外されています。また、治験や高度先進医療の対象患者も除外されます。さらに、診断群分類毎にみて平均在院日数から標準偏差の2倍以上入院した場合には、標準偏差の2倍を超えて入院した日から出来高払い方式による算定となります。DPCでは、レセプト(診療報酬明細書)の作成単位が、月単位から1入院単位に変わります。

EBM(Evidence-based Medicine)
「科学的根拠に基く医療」と訳されます。従来の、医師の経験に基いた臨床判断に対し、過去の臨床結果、特異度といった定量的データに基いた検査の進め方・診断の考え方のことを言います。具体的には、臨床上の疑問を整理し、関連する文献を検索し、得られた文献の質を評価した上で、患者への適用性を判断することです。

HL7(Health Level Seven)
保健医療情報の交換を意図した標準規約で、主にOSIモデルの7層(アプリケーション層)に関するメッセージを定義していることに由来してHL7と呼ばれています。国際的標準規約の作成、普及推進に寄与することを目的とする非営利団体として、1987年に米国でHL7協会が設立され、1998年7月には日本HL7協会が設立されました。日本HL7協会のホームページは下記です。
http://www.hl7.jp/index.html


IHE(Integrating the Healthcare Enterprise)
「保健医療分野におけるシステム構築の促進・支援」、および、「診療の効率と効果の向上をはかる機能の提供」を目標として、国際連携が図られています。日本では日本IHE協会が中心となり、IHE−Jとして活動しております。日本IHE協会のホームページは下記です。
http://www.ihe-j.org/


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